“奥様ボーナス”制度なるものも。日本マクドナルドの福利厚生がすごかった!
奥さんだって社会の50パーセントなんだ
■社員の奥さんに頼むこと
私は、毎年1回パーティを一流のホテルで開き、社員と夫婦同伴で招くことにしている。その席で、かならず、私は奥さんにたのむことにしている。
「奥さん、旦那さんたちは実によくやっています。私から奥さんにお願いしたいことはひとつしかありません。ご主人の健康管理です。私はご主人を世界の一流ビジネスマンに育てていくつもりです。しかし、ご主人の健康管理までは手が届きません。ですから、健康管理だけはよろしくお願いします」
そうたのむのだ。
社員の奥さんたちは、そういうと、張り切る。
主人と私は一体なのだ、という気持ちで、張り切って、やります、といってくれる。
日本人は口では偉そうに「夫婦は一体」などと一体感を強調するが、実行はしない。私はそれを実行している。
夫婦が社会の単位である、と考えているから、社員の奥さんを社員同様に大切にする。
社員にしても、自分の女房を大切にしてもらえば、悪い気がするはずはない。
日本の会社は、旦那ばかり温泉に連れて行って、芸者をあげて騒いでいる。ところが、マクドナルドは1年に1回、私たち女房を呼んでパーティをやってくれる。じつに素晴らしい。
奥さんたちは、そういって喜んでくれる。